多くの絵本は幼児や児童が楽しめる明るい内容の絵本が多いです。
しかし、中には「え?これ子ども向け?」と疑いたくなる絵本も存在します。
私、よたろうは5年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。
日々の読み聞かせはTwitterに載せているのでよければ遊びに来てください!
毎日、5歳娘と3歳息子に読み聞かせをしていますが
「これは子どもに聞かせられない!」と感じた恐怖の絵本を紹介します。
子どもには聞かせられないけどホラー好きな大人にオススメの怖い絵本。
映画やアニメとは一味違った「絵本ならではの恐怖体験」
子どもが寝た後、薄暗い部屋でひとりで読んでみてください!
いるのいないの
いるのいないの
作/京極夏彦
絵/町田尚子
編/東雅夫
出版社/岩崎書店
長さ/32ページ
発売日/2012年2月
少年は田舎のばあさんの家で暮らすことになった。
かなり年季の入った日本家屋。
照明が届かず、ぼんやり薄暗い家の中。
上を見上げると巨大な梁が建物を支えている。
梁のさらに上には光が届かず暗闇が広がっている。
梁の上に、何かの気配を感じる。
そこに、いるの?いないの?
和製ホラーが一番怖い
SAWやエクソシストのような洋物のホラーよりも、
リングや呪怨のような和製ホラーに恐怖を感じませんか?
海外のホラー映画も怖いですが、
自分の生活に近い環境が舞台になったホラーの方が現実味があって恐怖を感じやすいと思います。
その絵本版がこの「いるのいないの」
日本人に馴染み深い和のテイストの怪談絵本。
じりじりと不安を煽り続ける言葉選びと薄暗い不安な絵。
ページをめくる手が震えるガチで怖い絵本です。
おともだちできた?
おともだちできた?
作/恩田陸
絵/石井聖岳
出版社/講談社
長さ/32ページ
発売日/2017年6月30日
女の子は両親と知らない町に引っ越してきました。
ママはいいます。
「おともだち さがしていらっしゃい」
女の子はお外で遊びますが、いつも一人きり。
表紙は可愛いのに残酷な物語
表紙の絵もタイトルの書体も可愛らしい絵本です。
しかし、トラウマになる可能性があるほど怖いページがあります。
そういう意味でも恐ろしい絵本です。
子どもの手の届くところに置くのはやめましょう。
一読すると物語中盤の絵が怖いだけの絵本のように感じます。
しかし、この絵本の本当に怖いところは絵ではなくストーリー。
影や視線、表情などに注目して読んでみてください。
文章に描かれていない恐ろしくて悲しいストーリーが見えてきます。
恩田陸が贈る傑作ホラー絵本。