- 絵本選びって難しい!
- 種類が多すぎてどれがいいのか分からない!
そんなふうに迷ったことはありませんか?
せっかく読むなら、子どもが楽しめて、親子で「これ好き!」と思える一冊に出会いたいですよね。
でも、本屋さんや図書館に行くと膨大な種類の絵本が並んでいて、どれを選べばいいのか分からなくなることも。
私、よたろうは3児の父。
7年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。
絵本の感想は毎日X (旧Twitter)に残しています!
そんな私が、「これなら間違いない!」と思える絵本の選び方を6つ紹介します!
1. 初版から40年以上経過している絵本を選ぶ

どんな絵本を選べばいいか分からない!
と思ったら、まずは多くの方に愛され続ける名作に目を向けましょう!
名作絵本の定義は難しいですが、ここでいう名作絵本とは発行から40年以上読み継がれている絵本のこと。
まさに時代を超えたお宝絵本です。
「昔の絵本なんて古臭いんじゃない?」と思うかもしれませんが、大間違い。
長い間、「この絵本おもしろい!」と読み継がれている絵本は、子どもたちに愛され続けている証拠。
信頼と安心のレジェンド絵本です。
参考までに、発行から40年を超えた絵本を数冊紹介します。
- おおきなかぶ(1966年)
- いないいないばあ(1967年)
- ぐりとぐら(1967年)
- わたしのワンピース(1969年)
- カラスのパンやさん(1973年)
- ねずみくんのチョッキ(1974年)
- はらぺこあおむし(1976年)
- くだもの(1981年)
どうですか?
これは、ほんの一部ですが、知っている作品も多いはず。
もしかしたら、自分自身が両親に読み聞かせをしてもらった記憶がある絵本もあるかもしれません!
そういう意味でも、名作絵本はとっつきやすくてオススメです。
2. 図書館の返却コーナーから選ぶ

借りられた絵本が、正規の本棚に戻される前の仮置きされた本たち。
ここの絵本がオススメです。
返却コーナーに並んでいる絵本は、さっきまで誰かが読んでいた絵本。
つまり、
- 誰かが時間をかけて選んだ絵本
- 誰かのお気に入りの絵本
- 今の季節にあった絵本
こんな絵本が並んでいることが多いんです。
図書館の膨大な数の絵本の中から選ぶことを考えれば、返却コーナーに置かれた数冊、数十冊の中から絵本を選ぶのは簡単です。
しかも、「誰かにとっての良い絵本」が並んでいる可能性が高いんです。
こんな穴場スポットを活用しない手はありません!
悩んだら、返却コーナーの絵本を10冊くらいまとめて借りてみましょう。
1冊くらいは、我が子にヒットする絵本があるかもしれません。
好きなジャンルや、安心できる絵本を手に取りたくなるのは自然なことです。
でも、たまには違うテイストの絵本にも出会いたいですよね。
そんなときにもオススメなのが、図書館の返却コーナー!
いろんな人が選んだ絵本が並んでいるので、自分では手に取らないような意外な一冊に出会えるかもしれません。

3. 子どもの好きなものから選ぶ

電車、パンダ、踏切、水遊び、怪獣、キラキラしたもの、虫、お菓子、カレー、お祭り、などなど興味の対象は子どもそれぞれ。
子どもが好きなテーマの絵本は、まさに魔法の鍵!
子どもの心の扉を開きます!
どんなジャンルでも、だいたい絵本ってあります。
絵本ってすごいんです。
たとえば、
「 パンダ 絵本 」
こんな感じで「お子さんが興味を持っているもの」と「絵本」でGoogle検索してみてください。
きっと目を輝かせる一冊が見つかるはずです。
実際、我が家も、長女が小さい頃はパンダに夢中で、山ほどパンダの絵本を読みました。
長男は新幹線。私自身はあんまり興味がなかったのですが、読んでいるうちに新幹線に詳しくなってしまいました。
次女は、クリスマスの絵本が大好きで、季節に関係なくクリスマスの絵本を読んでいます。
お子さんそれぞれの「好き」を見逃さず、その好奇心に応える絵本を選ぶと、読み聞かせが一段と楽しくなります。
お子さんの興味を大切にして、家族みんなでワイワイと楽しい絵本タイムを過ごしましょう!

4. 季節やイベントに合った絵本を選ぶ

お正月や七夕などの日本の伝統行事、ハロウィーンやクリスマスなど、海外発祥の楽しいイベント。
春夏秋冬、梅雨といった日本ならではの季節感も、絵本選びの大きなヒントになります。
- 春は お花見、たんぽぽ
- 夏は スイカ、海
- 秋は お月見、どんぐり
- 冬は 雪、クリスマス
お正月なら「お餅に関する絵本」、クリスマスなら「サンタさんの絵本」
節分やひな祭り、七夕や夏休みなど思いつくようなイベントは全て絵本になっています。
などなど、時期に合わせて絵本を選ぶのがオススメです。
季節の絵本ってどうやって探すの?
本屋さんや図書館では、季節やイベントごとに特設コーナーを作っているところも多いですよ!
眺めているだけでも、きっと気になる一冊に出会えると思います。
5. 好きな作者の絵本を選ぶ

そんなときは、迷わずにその絵本の作者、いや、「文章の作者」と「絵の作者」の両方をスマホのメモ帳にメモしましょう。
作者リストのメモはあなたの宝です!
ところで、あなたが絵本を見ていて「この本いいな」と思ったときの理由って
- お話(文章)が好き
- 絵が好き
だいたい、この2つのどちらか、もしくは両方ではないですか?
子どもも同じです。
好きな作者の別の絵本を選べば、似たような雰囲気の絵本に出会えます。
だから、「いい絵本」に出会う可能性が高いんです!
例えば、うちの子の好きな作者リストはこんな感じです。
- 7歳娘は「いもとようこさん」「柳生弦一郎さん」「宮西達也さん」など
- 5歳息子は「工藤ノリコさん」「島田ゆかさん」「矢野アケミさん」など
- 2歳娘は「とよたかずひこさん」「なかやみわさん」「平山和子さん」など
絵本選びに迷ったらこのリストの出番です。
この鉄板ラインナップの作者から選べば、まず満足してもらえます。
うちも、長女が「いもとようこさん」の「どうぞのいす」にハマったのがきっかけで、「いもとようこさん」の絵本を読みあさりました。
そんなふうに、1冊の絵本との出会いが、新たな絵本探しの羅針盤になるんです。
6. 子どもと一緒に選ぶ

まさか、親だけでしていませんよね?
実は、絵本選びって誰がやるかで大きく変わるんです。
もし今まで親だけで選んでいたなら、次は子どもと一緒に絵本を決めてみませんか?
子どもが「これ読んでみたい!」と言って選んだ絵本は、その子にとって特別な一冊になります。
親が絵本を選ぶと、どうしても無意識に「子どもに読んでもらいたい絵本」ばかりになってしまいます。
え?何が問題なの?
いや、いいんですよ。
もちろん、それもひとつの選択です。
でも、良くも悪くも親好みの「良い絵本」に偏ってしまうのが現実です。
例えば、親の好みでこのような絵本を意識的、あるいは無意識に外してしまうことがあります。
- 海外の絵本
- 性に関する絵本
- 好みの絵じゃない絵本
- うんこやおしっこに関する絵本
- 持ち帰るのが大変な大きい絵本
持論ですが、絵本って「教育のための品」じゃないんです。
物語を楽しんだり、絵を眺めたり、絵本の仕掛けを楽しんだり、絵本の楽しみ方は人それぞれ。
「絵本をきっかけに、学びを得てほしい!」
これも、ひとつの考えだと思います。
でも、教育が優先されすぎて、「楽しむ」ことが置き去りになっていませんか?
私は、絵本を数あるおもちゃのひとつとして、気軽に楽しんでほしいのです。
絵本を変に神格化、聖域化にすることは、逆に子どもと絵本を遠ざけることに繋がっていませんか?
大人が読むと「なんじゃこりゃ?」と思う絵本でも
子どもが読むと、ゲラゲラ笑ったり、意外な感想を言ってくれたりする絵本ってあるんです。
「大人フィルター」で排除された絵本の中に、本当の意味の「良い絵本」が眠っているかもしれません。
本屋さんや図書館で、子どもが直感で「これ読んでみたい!」といった絵本は、その子にとって思い入れのある一冊。
読み聞かせ中に飽きてしまう子どもには、特にオススメの選び方です。
親子でワイワイ選んで、楽しい絵本ライフを始めましょう!

絵本選びは 思い出づくり
絵本選びは、親にとっても子どもにとっても大切で楽しい時間です。
たしかに、絵本を選ぶのは大変だけど、そのプロセス自体も楽しみたいですね。
絵本の選び方のおさらいです。
この6つのコツを使えば、絵本を選ぶのも、だんだん簡単になってきますよ。
選んだ一冊が、子どもとの大切な思い出になることを心から願っています!
よたろう。
