- パパの声はママの声よりも低音なので子どもの耳へ届きやすく集中力が高まる
- 読み聞かせ中の声かけがママよりも大人目線になりやすいので語彙力が増える
例えば絵本に犬が登場したとき
かわいいワンちゃんだね、何色のワンちゃんかな?
ママは子ども視点に立って、絵本の中の出来事について会話をするけど
パパが子どもの頃、犬に追いかけられたことがあって…
パパは実体験や、身近な出来事を例に挙げて会話をすることが多いようです。絵本の中だけにとどまらない会話によって子どもの脳がより刺激されます。
このような読み聞かせの効果を期待して絵本を読む方も多いと思います。しかし、それ以上にパパに読み聞かせがオススメな理由は「子どもとのコミュニケーション」です。
- 仕事が忙しいから…
- 読み聞かせはママの担当だから…
- 「ママじゃなきゃ嫌!」と言われるから…
- 子どもとどんな会話をしていいのかわからないから…
何かしら理由をつけて子どもと距離を取っていませんか?
普段、育児への関わりが薄いパパこそ、絵本の読み聞かせがオススメです。絵本の読み聞かせの時間を通して子どもとの触れ合い、会話を楽しんでください!
「絵本を一緒に読む」という共通の行動は子どもとの距離をグッと近づけます。
子どもの情操教育や寝かしつけの一環として絵本を読まれる方も多いと思います。
しかし、絵本の読み聞かせのメリットは子どもだけではありません。絵本を通してパパの心にも栄養と癒しを与えてくれます。
私よたろうは4年以上、毎日子どもに読み聞かせをしています。育児や仕事に疲れたときに絵本を読んで心が動いたり、癒されたりすることが多々あります。
いちばんあいされてるのはぼく
いちばんあいされてるのはぼく
作・絵/西宮達也
出版社/ポプラ社
長さ/40ページ
発売日/2010.9/20
「おまえうまそうだな」で有名な宮西達也さんのティラノサウルスシリーズ。
ティラノサウルスシリーズでよたろうの一番のオススメはこの「いちばんあいされてるのはぼく」
特に兄弟のいる子どもを持つパパに読んでもらいたい絵本です。
おへそのあな
おへそのあな
著/長谷川義史
出版社/BL出版
長さ/32ページ
発売日/2006.9/20
赤ちゃんがお腹の中から外の世界を見るお話。赤ちゃんからは世界がどうやって見えているのか。視点がおもしろい絵本です。
ママが妊娠中で、もうすぐお兄ちゃんお姉ちゃんになる上の子への読み聞かせにオススメです。
子どもへの読み聞かせも良いですが、もうすぐ生まれる赤ちゃんのことを思ってママのお腹にパパが読み聞かせるのがイチオシ。お腹の中の子に思いを募らせ、より愛が深まると思います。
妊娠中の赤ちゃんがテーマの絵本ですが、お腹の中にいた経験は誰しもあるのでいつ読んでも楽しめます。
やまのかいしゃ
やまのかいしゃ
作/スズキコージ
絵/かたやまけん
出版社/福音館書店
長さ/40ページ
発売日/2018年5月5日
「なんだこのお話は?」という不思議なストーリーです。
作中の文章がのっぺり長くて気だるい印象を受けます。さらに脱力するかたやまけんさんの絵。
全体的に不思議な雰囲気のお話ですが仕事に疲れたときに読むと「ま、いいか」という気分になって癒されます。
子どもの読み聞かせにも良いですが、個人的にはパパ自身の為に読むのもオススメの絵本。
まってました
まってました
作/もとしたいづみ
絵/石井聖岳
出版社/講談社
長さ/32ページ
発売日/2021年3月15日
男の子が川縁で誰かを待っていると色々な動物が川上からやってきます。そして、最後には男の子の待ち人がやってきます。
ネタバレになってしまいますが、男の子が待っていたのは父親です。
父親が登場したときに男の子が「まってました!」と叫びます。父親に会えて嬉しそうな男の子のリアクションが可愛いです。
この絵本で「まってました!」を流行らせれば仕事から帰宅したときに子どもに「まってました!」と叫んでもらえそうです。
「自分を待っている人がいる」という安心感を感じられる温かな絵本です。
おとうさん!おとうさん!
おとうさん!おとうさん!
作/中川ひろたか
絵/ミスミヨシコ
出版社/ポプラ社
長さ/32ページ
発売日/2014年5月7日
色々な意味でママには勝てないパパが多いと思います。うちもそうです。
「お風呂も歯磨きもママがいい!」「ママじゃなきゃやだ!」と言われる世のパパの多いこと。
そんなパパがママより有利に戦えるひとつは「たかいたかい」だったり、子どもを背中に乗せての「お馬さん」だったりの体力勝負の遊びではないでしょうか?
この絵本は体力勝負の「お父さんコレになって」を地でいくストーリー。
パワーをもらえる絵本です。
おとうさんをまって
おとうさんをまって
作/片山令子
絵/スズキコージ
出版社/福音館書店
長さ/32ページ
発売日/2007年11月15日
汽車に乗って遠くに仕事に行った父親を待つ男の子のお話。
父親のことを想う息子の姿が心に響きます。
読み聞かせにも良いですがパパの単身赴任や出張のお供にもおすすめの絵本です。
「離れていてもお互いを想い合う絆」そんな親子の強さを感じるお話。
汽車も登場するので乗り物好きのお子さんにもオススメです。
絵本を読むのは子どものためだけではありません。
ときにはパパ自身が癒されるために絵本を手に取ることもオススメですよ。
紹介した絵本の中に1冊でも興味のある絵本があれば幸いです。
よたろう