読み聞かせを続けたら、本好きな子になるのかな?
多くの親が一度は考える疑問ですよね。
ズバリ、答えは… 「高い確率で本好きになる!」
でも、「読み聞かせさえすれば絶対に好きになる」というわけではなく、 環境づくり が大事。
ただ朗読するんじゃなくて、 本を楽しめる工夫 を取り入れると、より効果的なんです。
私、よたろうは3児の父。
7年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。
絵本の感想は毎日X (旧Twitter)に残しています!
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そんな私が、読み聞かせが本好きにつながる理由と、そのための具体的なコツをたっぷり解説します!
読み聞かせで本好きになる理由

① 言葉のリズムを楽しめる
子どもは、繰り返しやリズミカルな言葉が大好き。
たとえば『おおきなかぶ』の 「うんとこしょ、どっこいしょ!」 は、つい真似したくなりますよね。
大人でもつい口ずさみたくなる言葉のリズムは、子どもにとって 「言葉って楽しい!」 という感覚を育む第一歩。
楽しい言葉にたくさん触れることで、 物語の世界に自然と引き込まれる ようになります。

② 「本=楽しいもの」というイメージがつく
読み聞かせの時間は、 親子のスキンシップの時間 でもあります。
- 一緒に笑う
- 一緒に驚く
- 一緒にドキドキする
こうした 共感体験 を積み重ねることで、「本っておもしろい!」というポジティブな感情が生まれるんです。
③ 想像力が広がる
絵本を読むと想像力が広がります。
実は、絵本をただ読むだけでなく、「もしもの質問」をすると、より想像力を伸ばすことができます。
たとえば、『ぐりとぐら』のラストシーンに登場する「たまごの殻の車」
たまごの殻は他に何に使えたかな?
と聞いてみると、
秘密基地にする!
「船をつくる!」「バリバリに割る!」など意外な答えが返ってきます。
こんな感じで絵本の「もしも」を考えると、想像力がより膨らんで絵本を深く楽しむことができます。
「桃太郎」のその後を考えてみるとか、自分が「11ぴきのねこ」の1匹だったら?とか。
質問の仕方で子どもの答えは無限に広がります。
でも、毎回やると飽きられたり、義務に感じてしまうので子どもの様子を見ながら程々に。
④ 本が身近なものになる
家の中に 本がある環境 を作ることも大切。
- 本棚を子どもの目線の高さにする
- リビングや寝室に本を置いておく
- 親も読書する姿を見せる
こうした環境づくりをすると、「本を読むのは特別なことじゃない」と自然に感じるようになります。


うちの子の場合

実際に、わが家の3人の子どもに読み聞かせを続けた結果はこんな感じ。
- 7歳長女 → 児童書を自分から読むように。
- 5歳長男 → ひとりで絵本を開くように。
- 2歳次女 → 図鑑を毎日「読んで!」と持ってくる。
特に長女は、年長のときに 自分でお話を作って絵本にした ことも。
読み聞かせが、「物語を作る楽しさ」まで広げてくれたんですね。
ちなみに、長男は乗り物絵本を愛読した結果、新幹線の名前をすべて暗記するほどに!
次女は図鑑が大好きで、「これは?」と質問攻め。
最近のブームは犬の図鑑です。
読み聞かせのコツ

読み聞かせをしても、うちの子は全然聞いてくれない…
そんなときに試してほしい 5つのコツ を紹介します!
① 声のトーンを変えてみる
- 登場キャラクターごと声色を変える
- ささやくように読む
- 大きくな声で読む
こんな読み方をすると、子どもは、絵本、物語に興味を持ちます。
読み聞かせ中に声色を変えるのは賛否あるかもしれません。
でも、子どもに興味を持ってもらう きっかけとして私は「アリ」だと思います!
② ページをめくるのを子どもに任せる
「次のページ、めくってみる?」と促すと、
「自分で進めてる感覚」 が持てて、絵本に関心が向きます。
なにごとも体験する、参加するって大事ですね。
③ 「おしまい」のあとに余韻の時間を作る
読み終えた後に、しばらく本を眺めたり、親子で余韻を楽しむ時間を作ると、物語の世界に浸ることができてオススメです!

④ 「今日は読むのやめとこうかな?」とあえて言う
あえて「今日は読まなくてもいいかな〜?」と言うと、「読む!」と子どもが食いつくことも。
うちの7歳娘からは「うん、いいよ。」とドライな返事が返ってくることもありますが、そういう日もあります。
気にする必要は全くありません!
色々試してみればいいんです!
⑤ 短時間から始める
1冊まるごと読まなくてもOK!
最初は 1ページだけ、1分だけ でも大丈夫。
「ちょっとずつ読む」ことを習慣にすると、無理なく続けられますよ。

デメリットや注意点

① 毎日読み聞かせるのは、正直しんどいときもある
忙しい日や、親が疲れている日は、「今日はお休み」と割り切るのも大事。
「読んであげなきゃ」と思い詰めるよりも、「また明日読もう」くらいの気持ちで続けるほうが、親も子どもも楽しめます。
② 子どもが本に飽きることもある
いつも同じジャンルばかりだと、子どもも飽きがち。
- 図鑑
- 仕掛け絵本
- 絵さがし絵本
時には、こんな感じのいつもと違うテイストの本を取り入れて 新鮮さをプラスするのもオススメ!

③ 「読んでもらうのが好き」で終わる可能性も
「読んでもらうのは好きだけど、自分では読まない…」という子も。
そんなときは、 「自分で読んでみる?」と促してみる のもOK!
無理強いせず、子どものペースを尊重しながら、本との距離を縮めていきましょう。

まとめ
読み聞かせを続けることで、 本好きになる可能性はぐっと高まります!
ただ、「本好きにしなきゃ!」と気負う必要はありません。
まずは 「本って楽しい!」 と思える環境を作ることが大事。
親子で無理なく、絵本と付き合いましょう!
よたろう。

