絵本の読み聞かせって子どもの反応が楽しいですよね。
私よたろうは5年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。日々の読み聞かせはTwitterに載せているのでよければ遊びに来てください!
ところで、読み聞かせのときに、いきなり子どもに絵本を見せていませんか?
実は読み聞かせの前に4つの準備をするだけで読み聞かせの質がグッと高くなります。
読み聞かせ前にする4つの準備とは
- 身だしなみを整える
- カバーや帯を外す
- 絵本に開き癖をつける
- 下読みをする
私も読み聞かせを始めたばかりの頃は自分流で読み聞かせをしていました。
しかし、保育士の妻のアドバイスや、複数の育児書を参考に読み聞かせの前に準備があることを知りました。
準備をしてから読み聞かせをすると子どもの集中力が上がり、スムーズに絵本の世界へ案内できるようになりました。
読み聞かせ前の4つの準備を実践して子どもに最高の時間をプレゼントしましょう!
身だしなみを整える
絵本を読む前の事前準備としてまずは身だしなみを整えましょう。
え? なんで?
と思った方も多いと思います。でも大切なことなんですよ。
絵本の世界を楽しむときに、絵本以外のものが視界に入ると物語に集中できません。
そこで、読み手の身だしなみを整えることが重要なんです。
「絵本を読むたびに着替えろ」というと大袈裟ですが絵本の邪魔にならない配慮はしたいですね。
基本的にどんな服装で読み聞かせをしても自由です。
でも、絵本を聞く側から見たときに「自分の姿は絵本の邪魔にならないか?」ということだけは確認しましょう。
例えば、
- 絵本より読み手の自分が目立っていないか?
- 子どもの気が散るような雰囲気じゃないか?
こういうところです。
髪の毛を束ねる
絵本に髪の毛が被らないように長い髪の毛は束ねる。
派手な服は避ける
絵本の世界を楽しむときに気が散らないような服を選びたいですね。
大きくキャラクターが描かれているような服だと絵本より服が気になってしまいます。
ネイルや絆創膏にも注意
絵本を固定したり、絵本をめくったり、絵本に直接触れる読み手の指は特に子どもの目に付きやすいです。
その指に普段見慣れないネイルだったり、ハデな絆創膏が貼ってあったりすると絵本の世界観を壊しかねません。
カバーや帯を外す
読み聞かせをするときは絵本のカバーや帯は外しておきましょう。カバーや帯が絵本についていると
- ページをめくりにくい
- 絵本を持つ手がずれる
- 子どもが自分で絵本を読むときにカバーが外れやすい
このようなデメリットがあります。
スムーズな読み聞かせにカバーは不要です。
そもそも絵本のカバーは「流通段階で汚れから本そのものを守ることが主な役割」だそうですよ。思い切って外してしまいましょう!
これは正直、私も困っています(笑)
私は外したカバーは本棚とは別のところに保管しています。
子どもが読み聞かせを必要としなくなったら「またカバーを付けるかも」と考えて処分は保留にして、とりあえず保管している感じです。
とはいえ、絵本が増えてカバーも溢れてきました。
生粋のミニマリストだったらスパッと処分できるんだろうけど、なかなか捨てられないんですよね。
上手なカバーの管理方法募集中です!
絵本に開きぐせをつける
読み古された絵本は問題ないのですが、新品の絵本は注意が必要です。
新品の絵本はページを開いても、元の閉じた状態に戻ろうとします。
読み聞かせをするときに絵本が勝手に閉じたり、たわんだりすると物語に集中できません。
そこで、新品の絵本は開いた時に平たく見えるように、あらかじめ折り目をつけましょう!
絵本の折り目の付け方
- 絵本の真ん中のページを探す
(絵本を開いた時に縫い糸が見えるページ) - 手のひらで絵本の中心を押さえて折り目をつける
- 全てのページを押さえて折り目をつける
※絵本の真ん中から順番に折り目を付けていくとバランス良く折り目が付きます。
わかります。気持ちはすごくわかります。私も漫画や小説だったら絶対にやりません!
でも絵本は別です。特別なんです。絵本を読むのは子どもとの時間を楽しむため。
ページが閉じてくる絵本では、集中力が途切れて物語を楽しめません。本を大切にしたい気持ちはものすごくわかります。
でも、子どもが絵本を夢中で楽しんでくれることの方が大切ではありませんか?
せっかくの読み聞かせ、絵本のポテンシャルを最大限まで引き出すのは読み手の使命です。
さあ、読み聞かせの時間を楽しむために思い切って絵本に折り目をつけましょう!
下読みをする
下読みとは、子どもの前で読み聞かせをする前に、絵本を一通り読んでおくことです。
音読、黙読どちらでも良いので、一人で絵本を最後まで読んで理解を深めましょう!下読みの主な目的はこの2つです。
- 登場キャラクターを知る
- 物語の流れ、ラストを理解する
登場キャラクターを知る
事前に登場キャラクターがわかっていると、誰がどのセリフを言っているか整理できます。
「かわいいウサギ」のセリフかと思って読んだら「筋肉バキバキの赤鬼」のセリフだった…。
という経験ありませんか?
これはこれで面白いですが、下読みをしているとこのような食い違いを避けることができます。
キャラクターで声色を変えること自体に賛否はあると思いますが、読み手が誰のセリフを読んでいるのか理解して読み聞かせた方がスムーズに進行することは間違いないです。
物語の流れ、ラストを理解する
物語の流れがわかっていると、読み手が感情を乗せやすく絵本が読みやすくなります。
また、絵本の内容が子どもの望む絵本か判断することもできます。
例えば、
- 残酷な表現の絵本
- 言葉が乱暴な絵本
- 心が苦しくなるような絵本
このような絵本は子どもの心の状態や時間帯(就寝前など)によっては不向きな場合もあります。下読みをしていれば、不向きな絵本を事前に遠ざけることができます。
一見、残酷だったり乱暴で子どもに読みたくないような絵本でも、タイミングを変えて読めば心に響く名作もあります。
子どもの月齢やタイミングに合わせて絵本を選ぶことも親の大切な役割です。
下読みが出来ないときは?
とはいえ、下読みなしで絵本を読まなければいけない場面はよくあります。
飲食店や病院に置いてある絵本を見つけた子どもが
読んでー
図書館で初見の絵本を持ってきて
読んでー
よくあるシーンではないでしょうか。
いま、下読みするからちょっと待ってて!
こんなことを言われたら子どもは興醒めです。
子どもは「今」読んでほしいのです。子どもの興味はナマモノです。
興味を持ったときに答えてあげないとすぐに興味を失ってしまいます。
なんなら下読みしてる間に、新しい絵本を持ってきて「こっちよんでー」という無限ループになりかねません。
下読みはできる時だけで十分です。
子どもが興味を持ったのならすぐに読んであげましょう。
パパも初めて読むから上手に読めるかなー?
こんな一言を添えると
「パパもはじめてなんだ!」親子間に一体感が生まれます。下読みができないこともプラスに働きます。
初めて読む絵本って大人もワクワクしますよね。
絵本を読むのは子どものためだけではありません。読み手の大人もちゃんと絵本を楽しみましょう!
絵本の下読みは事前にできる時だけで十分です。絵本との出会いを大切にして、子どもと絵本に向き合いましょう!
読み聞かせ前の4つの準備
読み聞かせ前にやるべき4つの準備を紹介しました。
- 身だしなみを整える
- カバーや帯を外す
- 絵本に開き癖をつける
- 下読みをする
どれも気軽にできるものばかりです。
今日から1つだけでも読み聞かせで実践してみてください!
いつもの読み聞かせより「あ、ちょっといい感じかも」と思ってもらえれば嬉しいです。
よたろう