図書館

図書館ってどうやって使うんだっけ?子どもとはじめての図書館利用法

図書館ってどうやって使うんだっけ?子どもとはじめての図書館利用法

絵本はどこで手に入れていますか?絵本をたくさん読んであげたいけど多くの絵本を買うとお金がかかりますよね。

そんなんときは図書館を利用しよう!

学生時代は図書館を利用したけど大人になってから行かなくなった。そんな方こそ図書館の利用がオススメです!

図書館って「本が借りられるだけの場所」だと思っていませんか?

図書館には本を借りる以外にも多くのサービスがあります。

子どもができるまでは気にもしなかった「え?こんなこともやってるの?」が見つかると思いますよ。

図書館ってどんなところ?

図書館ってどんなところ?

図書館にはいろいろな種類がありますが主な図書館は以下の4つです。

  • 学校図書館
  • 公共図書館
  • 大学図書館
  • 専門図書館

この中でも社会人が主に利用するのは「公共図書館」だと思います。

公共図書館って?

公共図書館とは都道府県、市区町村などの自治体が設置している図書館。その自治体に住所がある人や通学通勤でその自治体に通っている人であれば利用が可能です。

  • 全国に3316館
  • 蔵書冊数は約4億5700万冊

日本にはこれだけたくさんの図書館と本があります。利用しない手はないですね!

日本にはこれだけたくさんの図書館と本があります。利用しない手はないですね!

図書館の使い方

図書館の使い方はシンプル。

  1. 利用者カードを発行する
  2. 借りたい本を選んで受付カウンターに持って行く
  3. 読み終わったら返却する

これだけです。

利用者カードを発行する

  • 図書館カード
  • 貸出カード
  • レンタルカード

図書館によって呼び方はさまざまですが図書館を利用するためのカードを図書館で発行します。TSUTAYAやゲオのレンタルと同じですね。

カードを発行するときは免許証などの身分証が必要です。カードを発行すれば2回目からは「利用者カード」のみで本を借りることができます。

カードを無くしたけど前にカードを作った気がする

受付カウンターで図書館員さんに伝えると再発行の手続きをしてくれます。

紛失から年数が経っていると再発行ができないこともあります。新たにカードを発行してもらいましょう!

借りたい本を選んで受付カウンターに持って行く

図書館内の本を選んだら受付カウンターで手続きを行います。本の選び方はこちらを参考にしてください。

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手続きが終わったら返却期限が書かれた「貸出表」を受け取ります。これで本を持ち帰って読むことができます!

読み終わったら返却する

本を楽しんだら返却期限内に返却をしましょう。返却方法は主に2種類あります。

カウンターで返却

図書館の「開館時間内」は本を借りるときに利用した受付カウンターで本の返却をしましょう。

返却ポストで返却

図書館の「開館時間外」「休館日」は図書館の外に設置された返却ポストから返却ができます。

市内に図書館が複数ある場合、市内の図書館であればどこでも返却が可能の場合があります。

利用する図書館で確認してみましょう!

子育て世代にやさしい環境

ほとんどの公立図書館はバリアフリーになっています。

  • エレベーター
  • バリアフリートイレ
  • 授乳室

館内で利用できるベビーカーが用意された図書館も増えてきました!子連れの来館ハードルが下がってありがたいですね。

図書館のサービス

図書館のサービス
  • 本を無料で借りられる
  • たくさんの絵本の中から中身を確認して選べる
  • 絶版になった絵本も読める

図書館といえば本を借りられることですが、それだけではありません。

絵本以外も借りられる!

図書館で借りられるものは本だけではありません。絵本や小説はもちろん、図書館ではこのようなものも借りられます。

  • CD
  • DVD
  • 図鑑や雑誌
  • 絵画

CD

クラシック音楽や落語、外国語などのCDが借りられます。絵本の読み聞かせのBGMとしてクラシック音楽はいかがですか?

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DVD

邦画や洋画はもちろん、アニメ映画を扱っている図書館もあります!子どもが気に入りそうな作品を探してみるのも良さそうですね。

館内視聴のみで貸し出しをしていない図書館もあるので注意しましょう!

図鑑や雑誌

見落としがちですが、図鑑や雑誌も借りられます。

花や動物、乗り物、恐竜などの子どもが興味を持ちそうな図鑑や雑誌を探してみましょう。

絵画

絵画の貸し出しをしている図書館もあります。

美しい絵に触れることは感受性豊かな子どもを育てる方法のひとつですね。

いろいろなサービスやイベント

全ての図書館が対応ではありませんが、さまざまなサービスを行なっています。

託児サービス

一部の図書館では託児サービスを行なっています。

忙しくて時間のない保護者が、ゆっくり本を選んだり学習ができるように乳幼児を一時的に預かってくれます。

利用には事前予約や料金が必要な場合もあるので利用する図書館で確認しましょう!

ブックスタート

赤ちゃんと保護者へ、絵本やブックガイド、図書館利用ガイドなどをプレゼントする活動です。

親子に絵本の時間を楽しんでもらいたいという思いから、多くの自治体で行われています。

地域ぐるみで子どもの読書を応援する素晴らしい取り組みですね。

その場で読み聞かせも実施することもあります。

ブックスタート®は、0歳児健診などの機会に、絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントする活動です。赤ちゃんの幸せを願い、行政と市民が協働する自治体の事業として、全国で行われています。

NPOブックスタート

本の宅配サービス

図書館に来館せずに宅配便などで予約した本を貸し出してくれるサービス。

幼い子がいると外出するのも一苦労です。そんな時にこのサービスはありがたいですね。

その他にも各図書館ではユニークなサービスを行なっています。利用する図書館の掲示やwebサイトをチェックしてみましょう!

図書館のイベント

図書館のイベント

図書館ではいろいろなイベントを行なっています。

お話会

図書館ボランテイアや図書館員が読み聞かせを行います。

乳幼児向けや小学生向けなど、年齢別で読み聞かせを行なっていることもあります。

学校や幼稚園などの先生以外の読み聞かせが聞ける貴重な場です。

読み聞かせをするときの参考になるのでありがたいです

生き物の飼育講座

メダカやカブトムシ、クワガタなど身近な生き物の正しい飼い方を教えてくれる講座もあります。

「本やネットを見ればわかる」それも一つの方法です。

でも、「生の声が聞ける」飼育講座は子どもの興味を刺激してくれる大切な体験です。

映画会

図書館内で開かれる映画の鑑賞会。子ども向けのアニメや、大人を対象にした名作映画も上映します。

映画館に連れて行くのは大変だけど近場の図書館なら…!

子どもの映画デビューに図書館を活用するのも良い方法ですね。

この他にも各図書館ではさまざまなイベントを行なっています。利用する図書館の掲示やwebサイトをチェックしてみましょう!

子育て世代こそ図書館を

子育て世代こそ図書館を

本を借りたりイベントに参加する以外にも、子育て世代こそ図書館を利用すべき理由があります。

社会のルールを学び、成長する

図書館は公共の施設。親子以外にもさまざまな立場の人がいます。

公共の場所、モノの使い方を学べる

図書館は社会のルールを学べる大切な場所です。

  • 本を大切にすつ
  • 図書館では静かにする
  • 読んだ本は元に戻す、など

子どもの発達は個人差があります。

図書館のルールも少しずつ守れるようになります。

小さなルールを守れることで子どもの成功体験も少しずつ積み上がり、自己肯定感も高まります。

大人と触れ合う

両親以外の大人と触れ合うことは子どもの刺激になります。

図書館に慣れてきたら子どもにお仕事を頼んでみるのも良い経験です。

借りる本を選んだら「受付カウンターに本を出すお仕事」を頼んでみましょう。「自分で本を借りられた」ということが子どもの自信アップにつながります。

カウンターが混んでいないときを狙いましょう!図書館員さんが忙しそうなときも避けた方が良いですね。

子どもの年齢と発達に合わせた図書館との付き合い方をしていきましょう!

図書館を活用しよう!

図書館を活用しよう!

このように図書館には多くのメリットがあります。「これなら利用したい!」と思ったらぜひ図書館に行ってみましょう!

幼いうちから図書館に行くと自然と本に慣れます。本へのハードルが下がると学習面でも大きなメリットがあります。

絵本からステップアップして児童書へ

多くの図書館は絵本の近くに児童書コーナーがあります

子どもが絵本を選ぶときに児童書が目に入ると自然と興味を持つようになります。

児童書を読めるようになるとますます本好きに!

日常的に本に触れていると「わからない」ことがあったときに自分で調べる癖がつきます。自分で調べる癖がつくと学習意欲が高まります。

子どもの可能性を伸ばすため、積極的に図書館を利用しましょう!

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