読み聞かせ

【読み聞かせの基本】読み聞かせの質が上がる絵本の持ち方4つのコツ

読み聞かせの質が上がる絵本の持ち方4つのコツ

絵本の読み聞かせで

絵本がめくりにくいなー

もっと上手に読みたいなー

と感じたことはありませんか?

「絵本の持ち方」に気をつけると読み聞かせの質が上がります。

絵本の持ち方が安定すると今までよりもスムーズに絵本の読み聞かせができます。

持ち方のコツはこの4つです。

  • 子どもと親が向かい合って読む
  • 子どもの視線の高さに絵本を合わせる
  • 子どもから見えやすい角度で絵本を固定する
  • 子どもの集中力が途切れないように絵本をめくる

些細な違いなのですが、一度知っておけばこの先の読み聞かせが間違いなくランクアップします!

よたろう

私よたろうは6年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。
日々の読み聞かせはTwitter載せているので気軽に遊びに来てください!

自己流で読み聞かせを続けていましたが、保育士の妻のアドバイスや、複数の育児書を参考にしてから読み聞かせの質が上がりました。

絵本の持ち方ひとつにしても「知っているか、知らないか」で大きな差が生まれます。

ぜひ絵本の持ち方の基本をマスターして読み聞かせの時間を楽しんでください!

絵本の持ち方のコツ

絵本の持ち方のコツ

絵本の上手な持ち方とはどんな姿でしょうか?

それは「子どもから絵本が見えやすい」持ち方です。

何を当たり前のことを…

と思った方こそ要注意です!

シンプルですが意外とできていないことが多いんですよ。

子どもファーストを意識して絵本の持ち方を確認してみましょう。

子どもと親が向かい合って読む

子どもと親が向かい合って読む

絵本を読むときにどんな姿勢で読んでいますか?

  • 子どもを膝の上に乗せて読む
  • 絵本を床に置いて親子で並んで読む
  • 親子で並んで仰向けになって絵本を持ち上げて読む
  • 子どもと親が向かい合って読む

このように色々なスタイルの読み方があります。

私がオススメしたい読み方は

「子どもと親が向かい合って読む」スタイルです。

私は、第一子の娘は膝の上に乗せて絵本を読み聞かせることが多かったです。

体温を直接感じられて「親子っ!」って感じでテンションが上がるんですよね。

でも意外と読み聞かせをするには都合が悪いことが多いんです。

  • 絵本をめくりにくい
  • 子どもの表情が読みにくい
  • 体が影になって絵本が見づらい、などなど

仰向けで読んでみたり色々なスタイルを試しているうちに第二子の息子が生まれました。

この頃には「子どもと親が向かい合って読む」スタイルに完全に移行していました。

この姿勢の大きなメリットは

  • 子ども表情が見やすい
  • 子どもが2人以上いても読みやすい

子どもの表情が見えることは読み聞かせをする上で重要です。

  • 絵本に集中できているか確認できる
  • 絵本の好みが確認できる
  • 絵本に夢中になっている可愛い顔が見れる

はっきり言って最後の可愛い顔が見れることが一番重要です。

他には変えられない最大のメリットです。

これに比べれば他は大した問題じゃありません。

というわけで、
普段から私がしている「子どもと親が向かい合って読む姿勢」を前提にお話します。

子どもの視線の高さに絵本を合わせる

子どもの視線の高さに絵本を合わせる

私は主に、就寝前の時間にベッドの上で絵本の読み聞かせをしています。

親子でベッドの上に座り、子どもの目の高さに絵本がくるように絵本を持ちます。

どこで読み聞かせをするかは家庭によってそれぞれですが、注意することは同じです。

子どもの目の高さに絵本の位置を合わせること。

大人もテレビを見るとき、視線より上にテレビの画面があると疲れちゃいますよね。

絵本も同じ理屈です。子どもの視線より絵本の位置が高いと子どもの首が疲れて集中力が切れやすいので、子どもの目の高さに絵本を合わせます。

とにかく「子どもから絵本が見えやすい」ということを意識しましょう。

子どもから見えやすい角度で絵本を固定する

子どもから見えやすい角度で絵本を固定する

絵本をしっかり固定する

絵本の高さが決まったら絵本を片手で持って固定します。

絵本を持つときのポイントは2つです。

  • 絵本をグラグラさせないこと
  • 絵をしっかり見せること

絵本がグラグラしていると、子どもの集中力の妨げになるので絵本をしっかり持って安定させましょう。

絵本が固定できても、絵本を持つ手で絵を隠してしまっては本末転倒です。
絵本を持つ手が絵本の絵を隠していないかは常に意識しましょう!

この2つのポイントに注意して絵本を持ってみます

まず、片手で絵本の底面中心をしっかりと握り、絵本が動かないように固定します。

  • 絵本の表紙側は手のひら全体と親指
  • 絵本の内側は残りの4本の指

で支えます。

  • 親指を立てると絵本が安定します。
  • 表側の4本の指は絵本の絵を隠さない位置で持ちます。
  • 絵本の中心に主要な絵がある場合は、絵が隠れないように手の位置をずらします。

絵本は180度完全に開き切りましょう。

絵本が開き切らずに微妙に閉じていると、影になったり絵が歪んだり、なんだかんだ見にくいです。

絵本は180度完全に開きましょう!

子どもに「絵をしっかり見せる」ことを意識することが大切です。

絵本の角度に注意する

絵本をしっかり持てたら次は、絵本の角度に注意しましょう。

左右に傾いていると見づらいのはもちろんですが、注意すべきは前後の傾きです。

絵本を上から覗き込むように読むと絵本が後ろ側に倒れがちです。

絵本が後ろに倒れるのも見えづらくなる原因になります。

初めは意識していても、読んでいるうちに絵本が後ろに倒れていきやすいので注意しましょう。

子どもに言われて気がつきましたが、天井照明の場合、絵本が後ろに倒れると光の反射で絵が見えにくくなることがあります。

絵本の角度は左右だけではなく、前後の傾きにも注意しましょう。

どっちの手で絵本を持てばいいの?

どっちの手で絵本を持てばいいの?

絵本の持ち方はわかったけど、絵本ってどっちの手で持てばいいの?

結論から言うと

  • 縦書きの絵本は左手
  • 横書きの絵本は右手

え?
絵本によって持つ手が変わるの?

もちろん読み聞かせに決まりはありません。

でも、絵本によって持つ手を変えられるとスムーズな読み聞かせができますよ。

絵本によって持つ手を変えた方が良い理由は2つ。

  • 絵本がめくりやすい
  • 手が絵本の邪魔をしない

絵本がめくりやすい

絵本を読むときに「紙がめくりにくい」と感じたことはありませんか?

絵本がめくりにくいのは手の位置関係の問題です!
(手が乾燥してるとか紙がツルツルしてるとかそういう話はまた今度にしましょう。)

絵本には縦書きの絵本と横書きの絵本があります。

  • 縦書きの絵本は右から左へ物語が進みます。
  • 横書きの絵本は左から右へ物語が進みます。

気にしたことなかったけど確かに!

絵本をめくるときは読み手側から外側へページをめくった方が自然に読み聞かせができます。

その理由は、自分のの近くで紙をつまめるから。

例えば

横書きの絵本を右手に持った場合

めくりたいページは自分側にあります。

紙をつまむのに手を伸ばさなくて良いので絵本をめくりやすいんです。

逆に

横書きの絵本を左手に持った場合

めくりたいページが自分の外側になります。

体から離れた位置での作業はやりづらいのでめくりにくく感じます。

「絵本がめくりにくい」と感じるのはこの差なのです。

つまり、めくりたいページが自分側に来るように絵本を持てば解決します。

利き手じゃない手でめくる方が大変だよ!

私もそう思ったので気持ちはよくわかります。

でも、試してみると意外と慣れてきますよ。

初めはやりにくいかもしれませんが気が向いたときだけでも試してみてください!

手が絵本の邪魔をしない

めくりたいページが自分側にある場合「手が絵本の邪魔をしない」というメリットもあります。

どういう意味?

外側のページをめくろうとすると絵本の前を手が横切ることになります。

見ているテレビの前を人に横切られるのは誰だって嬉しくないですよね。

同じように、ページをめくるたびに手が絵本を隠してしまうのはノイズでしかないんです。

絵本の前を横切らないように絵本の下から手を伸ばしたらいいんじゃない?

もちろん、それもひとつの方法です。

大切なのは「子どもから絵本が見やすいか」ということ。

絵本の前を横切らないように意識できればOKです。

まずは、めくりやすい手で読み聞かせをして余裕が出てきたらチャレンジしてみましょう。

私もこの方法を知らなかったので実践し始めたのはつい最近だったりします。

大切なのは絵本の邪魔をしないこと。今よりステップアップしたい時は挑戦してみましょう!

「子どもからどう見えるか」

「子どもからどう見えるか」

紹介した絵本の持ち方をまとめると

  • 子どもと親が向かい合って読む
  • 子どもの視線の高さに絵本を合わせる
  • 子どもから見えやすい角度で絵本を固定する
  • 子どもの集中力が途切れないように絵本をめくる

細かく解説しましたが、簡単にいえば

「その持ち方で子どもは見やすいんか?」

ということです。

これさえ意識できれば必ず読み聞かせの質が上がります。

絵本を持った姿が子どもにどう見えているのか鏡で見たり、夫婦で確認し合うのも良いですよ。

とりあえず「子どもが見やすい絵本の持ち方」で1冊読み聞かせをしてみてください!

きっと何かが変わるはずです。

よたろう