「うちは少なすぎる?」
「もっと読んだほうがいい?」と不安になることもあるかもしれません。
結論から言うと… 「家庭による!」 です。
身もふたもないと思うかもしれませんが、子どもの年齢や性格、親の体力(笑)にもよるので、「絶対に〇冊が正解!」というルールはありません。
でも、スムーズに寝るために 「読み聞かせの終わり方」 は工夫したいところ。
私、よたろうは3児の父。
7年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。
絵本の感想は毎日X (旧Twitter)に残しています!
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そんな私が、我が家の実例も交えながら、 寝る前の読み聞かせの冊数と終わり方について 解説します。
年齢別・寝る前の読み聞かせの目安
前提として、読み聞かせの冊数は、絵本の内容や子どもによります!
でも、目安としてはこんな感じ。
- 0〜2歳 → 1〜2冊(短めの絵本がおすすめ)
- 3〜5歳 → 2〜3冊(物語のある絵本も楽しめる)
- 6歳以上 → 1冊 or 続き物(長めの絵本や児童書の読み聞かせも◎)
このくらいが目安ですが、あくまで 目安。
「もっと読んで!」と言われたら読んでもOK!
逆に「今日は読まなくていいや」という日もありますよね。
何冊も「読んで!」と言われるときの対応は?

もう一冊読んで!
子どもからの「もう一冊!」「あと1回!」が続いて、いつまでも寝ない…。
絵本を聞いてくれるのは嬉しいけど、翌朝早いとか、正直しんどい時もありますよね。
そんなとき、うちでしている対策(?)を5つ紹介します!
①「続きは明日のお楽しみ!」で区切る
オススメ度★
あえて、絵本を読んでいる途中で「明日のお楽しみにしようね!」と言って絵本を閉じる。
さっと電気を消して「続きはどうなるのかなー?」と子どもと続きを予想して話し合ってみる。
ワクワク感を明日に引っ張るイメージ。
…正直、これは成功率 低め…。
「やだー!」と反発されることも多いです(笑)
でも「おしいれのぼうけん」みたいな長い絵本のときは有効ですよ!
試してみる価値はあります。
②最後に読む絵本を固定する
オススメ度★★
「最後に、この絵本を読んだら終わり」というルールを作っておく。
うちでは最近はやらなくなりましたが、ルーティンのようなこの作戦もオススメです。
いろいろ絵本を読んでも、毎回、読み聞かせの最後の絵本が固定されていれば、子どもも「あ、もう終わりだな」と予測がつき、納得しやすいんです。
長女が小さい頃は「おつきさまこんばんは」が最後の定番でした。
③読む絵本の数を決める
オススメ度★★
子どもが「もう1冊読んで!」と絵本を持ってくるのは、「何冊でも読んでいい」と思っているからです。
うちの子は3人きょうだいなので、それぞれのリクエストに全て応えるとなかなかの冊数になります。
今日は、ひとり2冊だよー!
このように、読み聞かせを始める前に「今日は○冊までね」と決めておくのが大切!
④絵本を並べて「あと何冊?」を見える化
オススメ度★★★
上の方法のにプラスアルファ!
子どもが読みたい絵本を決めたら、その日に読む絵本をすべて並べます。
たとえば、「今日は3冊ね」と伝えたら、子どもと一緒に3冊選び、ベッドに並べます。
並べた絵本を順番に読んでいくと、子どもも「あと1冊で終わりだな」と目で見てわかります。
この方法なら、「今日はここまで!」といきなり打ち切られた感じがしません。
なので、読み聞かせがスムーズに終わることが多いです。
⑤全開放「サービスデー」
オススメ度★★★★
「今日は何冊読んでいい?」
全部!
そんな夢のような日を、たまには作ってみるのもアリです!
まさに、「池の水ぜんぶ抜く」ならぬ「本棚の本、ぜんぶ読む!」 くらいの勢いで、子どもが好きなだけ絵本を選べる日。
正直、読む側からすると めっちゃ疲れます(笑)
でも、子どもにとっては 「こんなに読んでもらえた!」 という満足感が大きく、特別な思い出になります。
次の日が休みの夜など、ちょっと余裕があるときにやるのがオススメ。
いいんですよ、たまにで。
この「特別感」が喜ばれるんです。
親は大変だけど、メリットもたくさん!
✅子どもの好みがダイレクトにわかる
「こんな本が好きだったんだ!」と、新しい発見があることも。
特に、何度も繰り返しリクエストされる本は 子どもにとっての”特別な1冊” かもしれません。
子どもの選ぶ絵本で、好きな作者や好きな絵本の傾向がわかります。

✅「お気に入り」をとことん楽しめる
一時期、『なずずこのっぺ?』にハマっていたうちの子は、サービスデーの夜に 10回以上 読みました(笑)
同じ本を繰り返し読むことで、言葉のリズムやストーリーの流れを より深く楽しめる のも魅力です。
読んだ私も、この絵本を見ると子どもたちの笑顔を思い出します。
✅「本を読むって楽しい!」を実感できる
「今日は好きなだけ読んでいいよ!」という 特別感 が、読書の楽しさをより強く印象づけてくれます。
次はどの本にしよう?と ワクワクしながら選ぶ時間 も、子どもにとっては宝物のひとつ。

「たまに」だからこそ価値がある
でも、毎回これをやると、親の体力がもちません(笑)
たまにだからこそ、特別感が増して「またやりたい!」につながる のも事実。
毎回同じ方法じゃなくても良いんです。
「もっと読んで!」をスムーズに終わらせる工夫
こんな感じで「今日はここまで!」と読み聞かせを切り上げようとしても
もっと読んで!
と粘ること、ありますよね。
うちもよくあります。
そんなときは、 読み聞かせをスムーズに終わらせる 工夫も大切!
「読み聞かせ」から「寝るモード」へスムーズに切り替えましょう。
こんなときに、我が家で よくやる「しりとり作戦」を紹介します。
①楽しいことを提案する
絵本はおしまいにして
しりとり をしよう!
こんな感じで、電気を消しても影響のない遊びを提案します。
クイズや連想ゲームなんかもオススメ。
②電気を消す
子どもが乗り気になったら
「電気を消したらはじめるよー」と言ってベッドに入って電気を消す。
③段階的に終わらせる
しりとりを少しして、子どもが満足したら「そろそろ寝よっかー」と自然に寝る流れにする。
「ここからは小さな声でしりとりしよう」
「目をつむって考えよう」
などの声かけをすると、しりとり中に寝ちゃうこともあります。
この流れで読み聞かせを終わらせると、読み聞かせの延長で楽しい時間が続きます。
「絵本を取り上げられた」という感覚がなく、子どもも納得しやすいんだと思います。
けっこう効果があるので一度試してみてください!
まとめ
冒頭で書いたとおり、正解は「家庭による」です。
大切なのは子どもの満足度と、親の負担にならない範囲での読み聞かせ です。
- 子どもが満足して眠れること
- 親も無理なく続けられること
この 2つのバランス が取れていれば、1冊でも5冊でもOK!
冊数の目安も紹介しましたが、子どもに合わせて柔軟に。
その日その日で変えてもいいんです。
何度も「もう一冊!」で困ったときは5つの方法を試してみて
それでも読み聞かせがスムーズに終われないときは「しりとり作戦」を!
その日の気分や、子どもが求めるペースに合わせて、 無理なく読み聞かせを続けていきましょう!
読み聞かせの時間が良い思い出になるように願っています!
よたろう。

