絵本の読み聞かせって、いつから始めればいいの?
赤ちゃんがまだ言葉を話せないうちから、絵本を読んでいいのか迷う人は多いはず。
「もう少し大きくなってからのほうがいいのかな?」とタイミングを見計らっているうちに、なかなか始められないこともありますよね。
でも実は、読み聞かせに早すぎることはない!
0歳からでも、妊娠中でも、今すぐ始めて大丈夫なんです。
「そんなに早くから読んで意味があるの?」と思うかもしれませんが、絵本の読み聞かせは子どもの成長にたくさんの良い影響を与えます。
私、よたろうは3児の父。
7年以上毎日、子どもに読み聞かせを続けています。
絵本の感想は毎日X (旧Twitter)に残しています!
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そんな私が、読み聞かせを始めるタイミングや、やり方、絵本の選び方について解説します。
読み聞かせのはじめどきは「今!」

読んであげたいと思ったときがベストタイミング
「読み聞かせは〇歳から始めましょう」という決まりはありません。
実は、赤ちゃんがお腹にいる妊娠中からでもOK!
もちろん、0歳のうちに始めてもいいですし、もっと大きくなってからでも大丈夫です。
- 0歳でもOK!
赤ちゃんはママ・パパの声を聞いて安心します。 - 妊娠中でもOK!
お腹の中の赤ちゃんも音を感じているので、
絵本を読んであげることで親子の絆を深めることができます。 - 大きくなってからでも遅くない!
もし今まで読み聞かせをしてこなかったとしても、いつ始めても問題ありません。
パパにもオススメの理由
特にパパにとって、妊娠中の読み聞かせはメリットがたくさんあります。
- パパになる実感が薄いときこそ、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションが大切!
- 読み聞かせなら、赤ちゃんに自然に話しかけられ絆が深まる!
- 妊娠中から習慣にすれば、出産後の読み聞かせもスムーズに始められる!
身体に直接変化があるママと違って、パパになる実感が薄いパパがいるのも事実。
そんな時こそ、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションが必要です。
でも、お腹の赤ちゃんに、何を話していいのか戸惑う気持ちはわかります。
私も、今でこそ3人のパパですが、第一子の妊娠初期はお腹に話しかけるのが
ちょっと照れくさい
と、感じたものです。
そんなとき、読み聞かせが大活躍!
もちろん、普通にお腹に話しかけても良いですが、絵本の読み聞かせも赤ちゃんとの立派なコミュニケーションです。
お腹に絵本を読み聞かせていると、どうしたって優しい気持ちになれます。
読み聞かせ中に、お腹が動いたりすれば感動ものですよ!
また、読み聞かせを早く始めていれば、出産後の読み聞かせの習慣もスムーズにはじめられます。

「聞いてくれない…」そんなときは?

ずっと聞いていなくてもOK!
「せっかく読んでるのに、すぐどこかへ行っちゃう…」
「聞いているのか分からない」
そんな悩みを持つママ・パパも多いはず。
最初はそんなもんです。
はじめから ちゃんと聞く方がめずらしいですよ!
「聞いてくれない」ときに試してほしいこと
とはいえ、聞いてくれないのは読む方としてはなかなかつらい。
そんなときに試してほしいことはコレ↓
- 読むタイミングを変えてみる(寝る前、お風呂上がりなど)
- 読み聞かせの体勢を変えてみる
- 他の絵本を読んでみる
- 一冊全部読もうとしない、興味があるところだけでも◎
- 数ページでも聞いていられたら褒める
- 反応がよかったページを繰り返し読む
読み聞かせは試行錯誤です。
いろいろ試してみればいいんです。
その子に合った方法がきっと見つかります。
絵本を、目で見ていなくても耳は聞いている場合もあります。
0歳の赤ちゃんは、絵本の内容を理解できなくても、声やリズムを感じ取って楽しんでいます。
途中で飽きられてもいいんですよ。
無理に1冊読み切ろうとするから しんどくなるんです。
「子どものため」と思いすぎず、「自分が絵本を楽しむ」くらいの軽い気持ちで読めばいいんです。
親もまた、自分に合った読み聞かせのスタイルを見つけたいですね。


どんな風に読めばいいの?

- 朗読劇みたいに?
- 声の大きさは?
- 演技とかした方がいいの?
難しく考えなくていいです。
演技も大声も必要ありません。
✅ 最初は気負わずに、シンプルでOK!
- ゆっくり読む
- 絵をちゃんと見せる
- 言葉をはっきり発音する
- 大げさに読まなくても大丈夫
✅ 「読んであげる」のではなく、「一緒に楽しむ」
- 子どもの反応を確認しながら読む
- 「お話を読む」というより、親子で絵を楽しむ感覚でOK
- 子どもが絵本を指差したり、声を出したら、それに反応して会話する
・・・とはいえ、テクニック的なことは後からで良いんです。
まずは、目の前の子どものために心を込めて一冊読んでみてください。

初めての絵本の選び方

「どんな本を選べばいいの?」と迷ったときは、この3つの絵本を参考にしてください!
シンプルな絵本
イラストがはっきりしていて、内容が単純なもの。
「物語を楽しむ」というより、物の名前を覚えたり、指さしをするのにぴったりの絵本。
ストーリーがない分、親子の会話に集中できる絵本です。
たとえば単純にりんごの絵が描かれたページが合ったとして…。
- 「美味しそうだね」
- 「今日食べたね」
- 「誰のりんごかな?」
- 「いただきまーす!ぱくっ」
ただのりんごのページだけでも、十人十色の親子のやり取りができるのが「シンプルな絵本」の面白いところです。
短い絵本
単純に短い絵本。
ページ数が少なく、すぐに読み終わるもの。
短い絵本の良いところは「読み切りやすいところ」
長い絵本だと途中で飽きてしまう子も、短い絵本なら最後まで読める可能性が高いです。
そして、最後まで絵本を読み切ったら「最後まで聞けたね!」「すごいね!」と褒めてあげてください。
「この絵本は全部聞けた!」という小さな成功体験が子どもの自己肯定感を高めます。
「あの絵本が聞けたから、この絵本も聞けるかも!」と、他の絵本に挑戦する自信につながります。
リズムの良い絵本
言葉のリズムが楽しく、繰り返しのフレーズがあるもの。
リズムの良い絵本には、子どもも思わず口ずさみたくなるような魅力があります。
同じ言葉を何度も繰り返したり、文章の語呂が良く、聞いていて心地よく感じます。
また、読み聞かせに苦手意識がある人にも「リズムの良い絵本」がオススメです。
文章のリズムが良い絵本は、読むだけで「なんか読み聞かせが上手くなった気がする」と感じさせてくれる力があります。
この手の絵本で読み聞かせのコツをつかむのもオススメです。

いつからでもOK!今すぐ始めてみよう

✅ 絵本の読み聞かせに早すぎることはない!
✅ 妊娠中でも、0歳からでも、大きくなってからでもOK!
✅ 赤ちゃんはじっと聞いていなくても、声やリズムを楽しんでいる!
✅ ママ・パパが気負わずに楽しむことが一番大切!
まずは、どんな絵本でも良いんです。手に取った絵本をお子さんに読み聞かせてください。
絵本の読み聞かせは、「始めること」も大事ですが、本当に大切なのは「続けること」
1冊目の絵本を読み聞かせたときから、お子さんとの楽しい読み聞かせライフが始まります。
一緒にかけがえのない時間を楽しみましょう!
よたろう。


