もうすぐ赤ちゃんが産まれる!
家族にとってこれ以上の嬉しいことはないですよね。
赤ちゃんを迎える大きな喜びに心が踊ります。
しかし、これまでの生活との変化に不安もありますよね。
不安な気持ちは両親と同じように、これからお兄ちゃん、お姉ちゃんになるお子さんにもあります。
赤ちゃんを迎えることで、両親とお子さんだけの生活から大きな変化が起こります。
「赤ちゃんに関する絵本」を読むことで、
- 赤ちゃんが生まれてからの生活を疑似体験できる。
- この気持ちは自分だけじゃないんだと心を整理できる。
絵本にはこんな力があります。
私よたろうは毎日絵本の読み聞かせを5年以上続けています。
5歳娘、3歳息子の父親です。
そして今月、第3子となる娘が誕生して3児の父になりました!
そんな私が数々の絵本を読み聞かせた中で、
この絵本は赤ちゃんが産まれる前に読んで良かったなー
と、思った絵本をまとめました!
これからお兄ちゃん、お姉ちゃんになるお子さんのご両親の参考になればと思います。
うちにあかちゃんがうまれるの
うちにあかちゃんがうまれるの
文/いとうえみこ
写真/伊藤泰寛
出版社/ポプラ社
長さ/32ページ
発売日/2004年12月1日
あらすじ
夫婦と3人きょうだいの家に赤ちゃんが生まれます。
自宅出産の様子を記録したドキュメンタリーのような写真絵本。
文と写真をご夫婦で担当。
末っ子まなかちゃん(6歳)の視点で描かれています。
自宅出産のドキュメンタリー写真絵本
私は自宅出産の経験がないので新鮮な内容でした。
自宅出産を予定しているご家族には強くオススメしたい絵本。
写真絵本なのでデフォルメなしのリアルな出産描写があります。
へその緒を兄弟で切るシーンが印象的で感動しました。
お子さんに口頭で説明しても理解しにくい出産のイメージが分かりやすく描かれています。
作者ご家族の優しさが伝わってくる温かい絵本です。
弟が生まれるお姉ちゃんにもオススメです。
あかちゃんがやってきた
あかちゃんがやってきた
作/角野英子
絵/はたこうしろう
出版社/福音館書店
長さ/32ページ
発売日/2009年10月15日
あらすじ
赤ちゃんが生まれることになりソワソワするお兄ちゃん。
どんどん大きくなるお母さんのお腹に話しかけたり、赤ちゃんと遊ぶ想像をしたり。
でもちょっとジェラシーを感じてしまう。
弟が生まれるってこんな感じ?
赤ちゃんを待つお兄ちゃんの姿が可愛くて微笑ましい。
お子さんと「弟ができるとこんなに楽しいことがあるんだよー!」という会話をするのにも良い絵本。
ネタバレになってしまいますが、生まれてくるのはなんと双子!
双子のお兄ちゃんお姉ちゃんになるお子さんにもオススメの一冊。
おへそのあな
おへそのあな
作/長谷川義史
出版社/BL出版
長さ/32ページ
発売日/2006年9月20日
お腹の赤ちゃんがお母さんのおへその穴から外の世界を見るお話。
おへその穴から見える見える。
おへその穴からお父さんや、お兄ちゃん、お姉ちゃん、家族の様子を見たり匂いを嗅いだり、さまざまな音を聞いたり…。
お腹に話しかけたくなる絵本
お母さんのお腹の中に命があることを実感できるストーリー。
母子はもちろんのこと、父親にも読んでほしい絵本です。
絵本を読んだらお腹に話しかけたくなるお話。
赤ちゃんを待つお兄ちゃん、お姉ちゃんと「赤ちゃんはお腹の中から外の世界を見ているんだよー」という会話ができます。
物語が赤ちゃん視点で語られているのも面白い!
2人目の妊娠中に娘によく読みました。
弟ができる環境変化の不安やストレス解消に活躍してくれました。
おかあさんがおかあさんになった日
おかあさんがおかあさんになった日
作/長野ヒデ子
出版社/童心社
長さ/32ページ
発売日/1993年7月15日
赤ちゃんが生まれる当日のお母さんに密着したお話。
赤ちゃんを産むのって大変!
なかなか生まれないあなたを迎えるためにシャワーを浴びたり運動したり。
そして、ついに出産のときを迎えます。
私が生まれた日ってどんな日だったの?
我が家のお話ですが、出産が近づいてくると5歳娘は自分の誕生の日に興味を持ちました。
「私が生まれた日ってどんな日だったの?」という子どもの質問に答えるとき、イメージが湧きやすい絵本です。
お兄ちゃん、お姉ちゃんにこの絵本を読むことで、新しい命が誕生することへの尊さ、兄弟が誕生する幸せを感じてもらえると思います。
出産前関係なく、子どもの誕生日に読むのもオススメです。
ノンタンいもうといいな
ノンタンいもうといいな
作/キヨノサチコ
出版社/偕成社
長さ/32ページ
発売日/2001年6月18日
ノンタンの妹が登場!
ノンタンと一緒に遊びたがる妹のタータン。
やんちゃな妹のタータンに手を焼くノンタンでしたが…。
妹がいる生活ってこんな感じ
あの有名なノンタンの妹が登場する絵本。
普段からノンタンに馴染みがあるとお兄ちゃんの気持ちに感情移入しやすいかもしれません。
妹のタータンがノンタンにくっついて行って怒られる姿が我が家の姉弟のようで微笑ましかったです。
妹が可愛いだけではないというところにリアリティがあって「兄弟がいる」という状態をイメージしやすいと思います。
文字も少なめなので2歳〜3歳くらいの子でも聞きやすい絵本です。
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
作•絵/長谷川義史
出版社/BL出版
長さ/40ページ
発売日/2007年7月25日
僕のおじいちゃんのお父さんはどんな人?
じゃあそのおじいちゃんは?
どんどん歴史を遡っていくと…。
命のつながりを感じる笑える絵本
これまで紹介した絵本とは一味違う絵本。
赤ちゃんの誕生というよりも、家族の命のつながりを感じられるお話です。
赤ちゃんが生まれるということは命が繋がっていくこと。
広い視野で赤ちゃんの誕生について子どもと話すきっかけになります。
説教くささは全くなく、笑える絵本です。
とっつきやすくてオススメです。
赤ちゃんを待つ幸せ
我が家のお話ですが、長女が2歳のときに第二子の赤ちゃんが生まれました。
このときは長女が赤ちゃん返りをしてなかなか大変でした。
年齢的な部分も大きいとは思いますが、第三子が生まれたとき、長女は5歳、長男は3歳。
今のところ、赤ちゃん返りもなく、赤ちゃんを受け入れてくれています。
絵本の効果も少しはあったのかな?
赤ちゃんが生まれると赤ちゃんに目がいきがちですが、そんなときこそ上の子から心が離れないように、寂しい思いをさせないように心がけています。
不安も多いですが、希望と期待を持ってお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に赤ちゃんの誕生を待ちたいですね!
よたろう