パパさん!読みかせしてますか?
まさかママだけが読み聞かせをしてるなんてことはないですよね?
パパが読み聞かせしないなんて、もったいない!
ママの読み聞かせも良いですが、パパは子どもの能力をアップさせる魔法の読み聞かせができるのです!
絵本の読み聞かせは誰がしていますか?
読み聞かせはママが担当しているよー
という、そこのあなた。
読み聞かせに限らず、ママが子育ての主導権を握っていませんか?
ママの子育てウェイト、重めになっていませんか?
・・・。
周りのパパのお話を聞いても、絵本の読み聞かせはママがしている家庭が多いようです。
もちろん、夫婦のカタチは夫婦の数だけあります。
Twitterで子育て事情を眺めていると「出産と授乳以外はパパもできる」という格言(?)を目にしました。
力強いフレーズですね。まさに、読み聞かせは夫婦どちらがしてもOKなんです。
読み聞かせは慣れてないから不安
読み聞かせをあまりしないと絵本を読むのも不安ですよね。でも、
甘えるな、数をこなせば誰でもできる。
・・・。
急にスパルタですが、本当にそうなんです。
そもそも不安に感じるほど固くなる必要がないんです。
絵本の読み聞かせを勉強やしつけの一貫の崇高なものだと思っている方もいると思います。
が、私の考えは少し違います。
批判されるかもしれませんが私は「絵本はおもちゃのひとつ」だと思っています。
と、聞こえてきそうです。もちろん、わかっています。
でもそれは絵本を好きになった先にある効果や性能ではないでしょうか?
まずは絵本をおもちゃのように楽しんで、好きになってもらわなければスタートラインにも立てません。
読み方のテクニックや絵本の読み方のルールなんかにこだわるよりも、心を込めて読むことが一番です。
何度も何冊も読んでいれば自然と読み聞かせに慣れてきます。
習うより慣れろ、ということです。
パパの読み聞かせは子どもの能力アップの効果が高い
絵本を読むエンジンがかかってきたところで、やる気のあるパパに朗報です。
「パパが読み聞かせするようにでっちあげたんだろう」とお思いかもしれませんが、マジです。
読み聞かせ中、子どもの脳内では想像力が活発に刺激されています。
ハーバード大学の研究チームはパパとママによる読み聞かせの効果についての調査を行いました。
結果、ママに比べ、パパによる読み聞かせの方が以下全ての項目において高い数値が出ました。
- 子どもの考える力、理解力
- 語彙力、言語発達
- 認知発達能力
個人差はありますがこの効果は女の子の方がより強く出るようです。
パパとママの読み聞かせは何が違うのでしょうか?
それは以下の3つに分けられます。
1、絵本を読むときの会話
2、言葉の選び方
3、パパの読み聞かせという特別感
1、絵本を読むときの会話
パパとママで数値に違いが出た理由はさまざまな解釈があります。
その一つは、絵本を読むときの「子どもとの会話」の違いです。
パパとママはそれぞれこのような会話をする傾向があるようです。
具体的にはこんな感じです。
- 風船は何色かな?
- お星さまは何個あるかな?
- 登場キャラクターの名前を聞く
- 絵本に出てきたクッキーの数を数える
ママは、絵本の中で起きたことの確認だったり、絵本の内容に注目して会話をしています。
- この虫、パパと一緒に捕まえたね
- パパもお腹出して寝てたらお腹が痛くなっちゃったよ
- 絵本に登場した道具を実際にパパが使った話
- 花火を家族みんなで見に行った話
子どもの体験、パパの経験を交えて、絵本の中で起きたことと現実を結びつける話をします。
パパの会話は絵本の中だけで完結せず、子どもの脳へ深い刺激を与えます。
この会話の違いが、実験結果に差を生んだということです。
2、言葉の選び方
子どもへ声をかけるときにどんな言葉を使っていますか?
ママは、子どもにわかりやすく伝えるため、自然と簡単な言葉ばかり使っています。もちろん、愛ゆえなのですが…。
一方、社会で働くパパは日常的に子どもよりも大人と接する機会が多くなります。大人相手の会話が多いパパは、ママに比べて「抽象的で複雑な言葉」を使いがちです。
「子どもに合わせた言葉」よりも「大人の言い方に近い表現」が多いパパの会話は自然と語彙の幅が広くなります。
豊かな言葉のシャワーを浴びることで、子どもは刺激を受けて語彙力や言語能力が成長します。
3、パパの読み聞かせという特別感
料理や掃除などを日常的にママが行っている場合、子どもは「絵本を読むのもママのすること」という感覚があるようです。
それを「パパがする」ということで特別感が生まれます。特別感が子どもに自然と期待を与えます。
ママと比較して、子どもと過ごす時間が少ないパパが絵本を読むこと自体が、子どもにとって新鮮な刺激になります。
父性愛を感じるきっかけになるという意見もあります。
このようにパパが読み聞かせをすることで子どもの脳が刺激され、読み聞かせの効果が高まるという研究結果が出ました。
とはいえ、「パパがママより育児や家事をしない前提なの?」と思ったそこのあなた。
もちろん、研究結果は全ての家庭に共通することではないと思います。
夫婦共働き家庭や、それぞれの家庭の事情で該当しない部分があるのは事実です。
しかし、絵本の読み聞かせをママがしている家庭の方が多いというのは私の肌感覚でも同じです。
だからパパにも絵本を読んでもらいたい!
パパが読み聞かせをするメリット
読み聞かせによるメリットや効果は子どもだけではありません。
読み聞かせを通して
- 読書の習慣がつく
- 絵本の思い出を子どもと共有できる
- 活字を声に出して読むことによって脳が活性化される
- パパが読み聞かせをしている間、ママに時間が生まれる
- 子どもとの距離が近づきコミュニケーションが円滑になる
といったパパ側のメリットもあります。
毎日の読み聞かせが難しくても一週間のうち数日…いや、1日だけでも!絵本を読んでみることをオススメしたいです。
子育てはチーム戦
我が家は寝る前に数冊の絵本を読む習慣があります。
- ママが絵本を読むときは子どもと一緒にパパも読み聞かせを聞く。
- パパが読むときはママも子どもと一緒に聞く。
というスタイルで読み聞かせをしています。
考えがあってこのスタイルになったわけではありません!
単純に絵本が面白いのでお互いに聞いているだけです(笑)
でも、これには思わぬ効果がありました!
大人が面白そうに絵本を聞いていると
なんや その絵本おもろいんかー?
と、子どもがやってきて少し長い絵本でも最後まで聞いてくれることが多くなりました!
狙った訳ではないのですが、このように夫婦の力を合わせれば子どもの興味を引き出すこともできるのです。
読み聞かせをしたいと思っても、子どもがいつまでも聞いてくれる保証はありません。
やがて反抗期、親離れもやってきます。成長は喜ぶべきことですが、寂しいのも本音ですよね。
子どもに甘えてもらえる、絵本を聞いてもらえる幸せを噛み締めながら読み聞かせをしましょう。
さあ、今日から早速1冊読んでみましょう!
よたろう
絵本に失礼だ!
絵本は知識が得られたり語彙力が上がったりうんぬんかんぬん!